「内観の感動を伝える」
自己発見の会は、「ベルリンの壁崩壊」の翌年、1990年に広く一般の人達に内観を普及する目的で発足いたしました。
発足以来、この会では、体験談や内観の説明、各地各国の内観にまつわる話題と情報がふんだんに盛り込まれた旧雑誌『やすら樹』を発行し、ワークショップとしては、内観の説明や内観体験、ゲストの話など懇話会形式で親睦を深める「自己発見まつり」も開催してきました。内観の創始者、吉本伊信の亡き後、多くの方のご努力で、内観の普及を目的としたこの自己発見の会は発足し、継続されてきました。
2011年に大きな節目があり、「自己発見の会」は一旦休止となって、旧雑誌『やすら樹』も廃刊されました。
そのためそれからの約5年間、学術的な内観専門の学会大会はあれど、広く一般の人達に内観を普及する活動自体がなかったのです。
そこで私を始めとする「内観関係者の若手達」で自己発見の会を再始動し、運営していくことになりました。
これは経験や実績がほとんどない我々にとって大きな挑戦となるでしょう。
自己発見の会は、「内観の感動を伝える」をスローガンとしています。
私たちは、これからもそのための挑戦に努力を惜しみません。
吉本伊信を直接知らない第3世代の私たちが提供するものを通じて、「内観の感動を伝える」こと。
それによって私たちとすべての会員様同士が、確かなパートナーとなることにつながると確信しております。
今後とも、なお一層の御支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
自己発見の会 会長 貫井慎也(北陸内観研修所)