いつもお世話になっております。自己発見の会事務局です。
関西も4月下旬に入り、桜の季節は終わりましたが、いい陽気になってきました。
所用で京都に行くことが多いですが、祇園周辺は外国人観光客の方で一杯です。
あと一週間でゴールデンウィーク、今年は10連休になりますね。
ご予定もあるかとは思いますが、体調管理にはお気を付けください。
今回は内観classicのご案内をさせていただきます。
あるスクールカウンセラーの先生に、「For Father」をご寄稿いただきました。
生い立ちからの父親への思い、東日本大震災での体験、それからの父と私についてご紹介していただきました。
お楽しみいただけましたら幸いです。
【内観Classicの一部をご紹介】
「墓には入りたくない」というのが父の生前の口癖だったが、それ以上、具体的なことには何も言及しなかった。父が亡くなった時、遺骨をどうするのか。それは父から課された大きな宿題となった。
父は厳格な暴君だった。子どもの頃の私は、父の逆鱗に触れないよう、常に様子を伺い、息を殺すように生きていた。父親に甘える友達を見て、絶対に同じようなことをしたいとは思わなかった。父に付き従う母も信じられなかった。父親の圧制のもとにある家の雰囲気も大嫌いだった。
私は小さい頃から、一刻も早く家から出たいと思っていた。大学進学の時、両親の反対を押し切り、故郷から遠く離れた場所に出た。やっと解放された。それが正直な気持だった。その後、私は故郷に帰ることなく、就職し、結婚し、次第に両親とは疎遠になっていった。それが私の念願だった。(続きます)
新雑誌「内観Classic」は会員限定のため、一般の方には一部のみになります。
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