みなさん、こんにちは運営委員です。
いつも自己発見の会の活動にご理解とご協力をいただきまして、ありがとうございます。

コロナ禍の緊急事態が解除されようやく以前の生活に戻れる、という期待もありますがいかがお過ごしでしょう。完全に収まったわけでも、薬が見つかったわけでもありません。恐る恐る外に出ておられる方も多いのではないでしょうか。

厚生労働省から「新しい生活様式」が公表されて、感染予防しながら日常生活を送ることを勧めています。正しく予防して、心配しすぎることなく買い物や食事に出かけられるようになりたいですね。人と街に活気が戻ることを願ってやみません。

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STAY HOMEで世界中が息をひそめるように過ごした数か月。皆さんはどんなふうにお過ごしでしたか?私は家族と共に殆どの週末を家で過ごしました。こんなに家族でいることはもうないだろうなぁと外出できない窮屈さもありましたが、貴重な時間に感じました。子供たちは学校が休みになってしまい、いつから再開できるのかもわかりませんし、どれほどストレスがたまるのかと心配しました。けれど、意外なほど受け入れて買い物にもついてこず、家で過ごしていました。

友達たちとはLINEで交流したり、オンラインゲームで一緒に楽しんだりしていました。私はゲームを全くしないので知らなかったのですが、最近のゲームはインターネット上の仮想世界でたくさんの人が同時に交流したり戦ったりして遊べるようです。友達とチームを組んでヘッドフォンとマイクで会話をしながらゲームができるのです。ゲーム上でお互い助け合ったり、武器の貸し借りをしたり、ゲームのことだけでなく、宿題や、日常の雑談まで。バーチャルの世界で会話を楽しみながら遊んでいる姿を見て、技術の進歩をひしひしと感じました。そして、そんな情報をどこからか仕入れてきて、使いこなして楽しんでいる子供たちにも感心してしまいました。これからの時代に必要なスキルや感覚をこういう遊びを通じて身に着けてゆくのですね。

一方、大人の世界でも仕事をはじめいろいろな会合をオンラインで行う機運が高まりましたね。家で仕事をするリモートワーク、ZOOMやTEAMSで行うオンライン会議、オンラインでセミナーを行うウェビナー、オンライン授業、LINEやZOOMでのオンライン飲み会などなど。やったことある方、多いのではないでしょうか。直接会って話をする方が細かいニュアンスは伝わりやすいので、平常時だとなかなかオンラインに移行はしにくいのです。が、コロナ禍のような非常時にはそれしか方法がないのですから、急速に変革が進みますね。使ってみると意外と便利で時間短縮にもなることがわかってくるもので、今後は更に活用が進むでしょう。

若いお坊さん方がオンラインで読経を流して、一般の方がお参りできる取り組みもありました。読経のある日常を手軽に感じてもらおうという主旨の取り組みのようでした。見知らぬお寺での読経に遠隔地から参加する。現実ではなかなか難しいですが、オンラインの技術とそれを使ってやってみようという人たちのおかげで、可能になったのですね。

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オンラインでの心温まる取り組みとして、もう一つ印象に残ったのが、多くのミュージシャンによるリモートでの演奏です。同じ曲をいろいろな楽器の方がリモートで演奏し、それを一曲に編集したものです。音楽ライブをはじめ文化イベントやエンターテイメントのイベントがことごとく中止になり残念に思っていた方も多いと思います。そんな世の中を勇気づけようという主旨でたくさんの動画がユーチューブに今もアップされています。

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人々を勇気づけ励まそう、社会を支えてくれる人々に感謝しよう、そんな取り組みや声掛けがずいぶんあちこちで見られました。元気をもらった方も多いのではないでしょうか。不安や不便など困ったことはたくさんありましたし、残念な行動を耳にして悲しい気持ちになることもありました。仕事や生活の混乱をたくさん経験しました。けれど、おかげさまで食べることに困ることはありませんでしたし、家や社会に守られ、元気をいただきながら生活することができました。

人を元気にするのか、不快にするのか。自分を元気にするのか、不快にするのか。この違いは内観に出会った私たちはすでによく知っています。けれど、普段の生活で人を元気にできているか?自分を元気にできているか?と自問するとなかなか難しいなぁと感じます。

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社会人になりたての頃、明元素言葉、暗病反言葉を職場で教えていただきました。社会人としての気配りやマナーは大事ですが、ベースとなるのはその人の人間性なので、周りを元気に明るくする人になりなさい。と教えられてきました。そうはいってもつい愚痴が出てしまいます。感謝で生きることの大きな力を内観で体感したにも関わらず、油断すると愚痴が出るほうに行ってしまう自分もいます。

家族や職場や地域を明るく元気づける側の人になりたいなぁと思いながら、コロナ自粛の数か月を振り返ってみました。

最後まで読んでくださってありがとうございました。
次回もお楽しみに!